Recursiveの代表取締役会長の山田が東京外国語大学で特別講義に登壇

Author:

オーモンド花

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マーケティング
ニュース
November 25, 2025

2025年11月5日に、共同創業者 兼 代表取締役会長の山田が東京外国語大学にて行われた特別講義に登壇しました。本講義では、「人とAIが共生する未来社会を創る」をテーマに講演とワークショップを実施し、未来を担う学生が、AIによる変革期において「人としての価値」をどのように創出し、AIと共存して行くかを共に考えることを目的としました。

AIをインフラとして捉え、人としての価値 を問う

本講演は、技術進化が社会や人々の生き方に与える影響の現状分析から始まりました。山田は、1900年から1913年にかけての馬車から自動車への産業構造の転換を例に挙げ、現在のAIの進化速度がそれを上回るものであることを示しました。AIは単なるツールではなく、社会の基盤となるインフラとして機能し、共存する未来が不可欠であることを意味します。

この劇的な変化に伴い、キャリアの構造も変化し、AIが代替しない、あるいはAIを活かすことでより重要性が増す人間の価値として:評価、創造性、人間関係、の3点を挙げ、学生たちに自身の価値をどこに見出すべきかを問いかけました。また、AIの急速な普及に伴う、バイアスやプライバシー、さらに透明性・公平性といった倫理的課題についても深く掘り下げ、未来の社会を設計する一員となる学生が、これらの課題にどう向かうべきが、責任あるAI開発の重要性を示しました。

さらに、日本が直面する労働不足、地方創生、災害、教育といった社会課題を取り上げ、AIによるソリューションの可能性を提示しました。Recursiveが実際に取り組み具体的なケーススタディとして、教育分野における小学生向けドリルの自動採点、環境・インフラ分野における山岳地域の降水量予測、そして防災分野における地下水位予測と森林火災の抑制の事例を共有しました。これらの事例は、複雑で難易度の高い現実世界の課題に対し、最先端のAI技術を適用することで、いかに社会実装と課題解決を両立をさせているかを示すものです。

学生との共創による未来の価値探求

講義の後半は、学生主導によるハッカソン形式のワークショップを実施しました。学生たちは、Recursiveのソリューション事例を分析・転用し、「AIと共存する未来社会で、人の価値やAIとの関わり方を最大化するサービス仕組み」というテーマでグループディスカッションとアイデア創出に取り組みました。降水量予測や森林火災抑制といった複雑なテーマに対しても、学生たちは既成概念にとらわれない柔軟な発想で、新しいサービスや仕組みを提案しました。

ワークショップの最後に、山田は学生の発表に対してフィードバックを行い、その貢献度と発想の豊かさを称賛しました。「特に環境予測のAIの事例は複雑にも関わらず、たくさんのアイデアの種としてどれも考えられるようなものでした」と述べ、今回の共創的な学びの場がもたらした価値を強調しました。

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Recursiveは、今回の特別講義を通じて、未来のAIコミュニティをエンパワーメントする活動の一環として学生の皆様との対話を含めることができました。今後も、AIを活用した社会課題解決へのコミットメントを推進し、持続可能な未来社会の実現に貢献してまいります。

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